GMS General Merchandise Store 2015 9 21

 このサイトは、国際情勢が中心ですが、
日本の政治家たちが政争に夢中で、
「経済」を「ほったらかし」にしていますので、
今日は、経済の話を書きましょう。
 本日の日経MJ新聞(日経流通新聞)には、
「GMS(総合スーパー)の大量閉店が加速か」という記事がありました。
 GMSの苦戦の原因は、いろいろありますが、
Amazonや楽天などの「インターネットのGMS」の台頭、
さらに、ユニクロやヤマダ電機などの専門店も台頭もあるでしょう。
 そのうえ、見逃せないのが、
中古市場の拡大も大きな影響があると思います。
 かつて、日本では、中古市場と言えば、
自動車ぐらいなものでしたが、
今では、中古の本どころか、古着市場も拡大しています。
 これでは、GMSで買うのは、食品だけということになります。
そうなると、GMSは、食品スーパーに衣替えした方がよいということになります。
 地方都市において、イトーヨーカ堂のようなGMSが閉店すると、
街並みが、いっそう寂しくなります。
つまり、GMSが街並みに輝きを与えていたようなものです。
 しかしながら、現状では、
GMSが生き残る道は、食品スーパーに衣替えぐらいしか思いつきません。
 今にしてみれば、GMSの経営者は、複雑な思いでしょう。
地方都市に出店する時は、
「そんな大規模小売店舗が進出すると、
地元の商店街が打撃を受ける」と称して、
GMSの店舗面積を縮小させられましたが、
その中途半端な店舗面積がGMSの経営を苦しめ、
採算が取れないという理由で、GMSが撤退するとなると、
今度は、「街並みが、さびれてしまう」という理由で、
撤退に反対運動が起こるという歴史があります。
 このようなことは、政治家にも責任があり、
その都度、政治家が絡んだ話でしょう。
にもかかわらず、政治家は政争に夢中であるという現状があります。
 私は、ある人から、
「大通りから外れた住宅街にあるパン屋で繁盛している店がある」と言われて、
その店を案内されて行ったことがありますが、
その店は、「ちょっとした工夫」がありました。
「なるほど」と思わせる工夫でした。
それは企業秘密でしょうから、ここでは書きません。
 もはや「商品を並べておけば売れた」という時代は終わったのです。
消費者に「ここで、この商品を買うには、理由がある」と思わせる工夫が必要です。
 消費者に、そういう理由を作ってもらうことができたら、
Amazonや楽天に勝つことができます。





























































































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